砂利採取業務主任者試験の内容、難易度、合格率を解説

 

砂利採取業務主任者試験は、砂利採取に伴う災害の防止に関して必要な知識と技能を有する者を認定する試験です。砂利採取業務主任者は、砂利採取場において、砂利の採取計画の作成及び変更、安全管理、労働安全衛生法等の法令遵守等を行います。

 

砂利採取業務主任者試験は、各都道府県の知事が実施しています。試験は、筆記試験と実技試験の2つで構成されています。

 

筆記試験は、砂利採取に関する法令、砂利採取技術、労働安全衛生法等について出題されます。実技試験は、砂利採取場における安全管理等について行われます。

 

砂利採取業務主任者試験の受験資格は、次のとおりです。

  • 18歳以上であること。
  • 学歴、経験等に制限はありません。

 

砂利採取業務主任者試験の試験日程は、各都道府県によって異なります。試験時間は、筆記試験が2時間、実技試験が1時間です。

 

砂利採取業務主任者試験の合格率は、約30%です。砂利採取業務主任者試験は、難易度が比較的高い試験です。しかし、砂利採取業に従事する者にとっては、とても重要な資格です。

 

砂利採取業務主任者の資格内容

砂利採取を適切・安全に行なうための現場責任者として、採取計画の作成、変更に参画し、採取現場においては認可採取計画に従って砂利の採取が行われるよう監督する。

 

また、砂利採取従業者に対する、採取時の災害防止に関する教育計画の立案、実施、監督などに携わり、不幸にも災害が発生してしまった場合は、その原因を調査し、対策を講じなければならない。その他、帳簿の記載及び報告に対する監督も職務のひとつである。

 

砂利採取法に基づいて行なわれる試験は、都道府県知事が実施するものであり、砂利採取に伴う災害を防止するために必要不可欠な知識・技能の有無を判定する。

 

受験資格

特に制限なし。誰でも受験できる。

 

 

砂利採取業務主任者の試験内容

択一形式により行なわれることになっている。
@砂利の採取に関する法令。
A砂利の採取に関する技術的事項(基礎的な土木および河川工学に関する事項を含む)。

 

砂利採取業務主任者試験の受験手続き

次の書類をそろえて必要事項を記入し、所定の受付申込期間内に提出する。
@受験願書。A写真。B受験料は県によって異なる(東京都の場合は8,000円)。

 

砂利採取業務主任者の試験日

例年11月第2週金曜日。

 

砂利採取業務主任者の試験地

各都道府県の指定した試験会場。

 

砂利採取業務主任者試験の問い合わせ先

各都道府県商工労働部、土木部など
〈東京都の場合〉東京都産業労働局商工部地域産業振興課 〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 03(5320)4747