ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識と技能を証明する国家試験です。ITパスポート試験は、IT業界に就職する際に必要な資格として認知されており、また、IT業界以外の企業でも、ITに関する基礎的な知識を有していることを証明するためにITパスポート試験の取得が求められることがあります。
ITパスポート試験は、毎年1回、情報処理推進機構(IPA)が実施しています。試験は、午前試験と午後試験の2部構成で行われ、午前試験は50問、午後試験は5問で、合計100問を解答します。午前試験は選択式で、午後試験は記述式です。
ITパスポート試験の合格点は、午前試験が60点、午後試験が60点です。ITパスポート試験は、難易度が比較的易しい試験です。しかし、ITに関する基礎的な知識を幅広く理解しておく必要があるため、試験勉強は必要です。
ITパスポート試験の受験資格は、特にありません。ただし、高等学校卒業程度以上の学歴を有していると、試験勉強がスムーズに進むでしょう。
ITパスポート試験に合格すると、ITパスポート試験合格証書が交付されます。ITパスポート試験合格証書は、IT業界に就職する際に有利になるだけでなく、IT業界以外の企業でも、ITに関する基礎的な知識を有していることを証明するために役立ちます。
なし
試験で期待される技術水準は以下のとおり。職業人として、情報機器及びシステム把握や、担当業務の遂行及びシステム化を推進するために、次の基礎的な知識が要求される。
@利用する情報機器及びシステムを把握するために、コンピュータシステムやネットワークに関する知識をもち、オフィスツールを活用できること。A担当業務を理解するために、企業活動や関連業務の知識をもつこと。また、担当業務の問題把握及び必要な解決を図るために、システム的な考え方や論理的な思考力をもち、かつ、問題分析及び問題解決手法に関する知識をもつこと。B安全に情報を活用するために、関連法規や情報セキュリティに関する各種規定に従って活動できること。C業務の分析やシステム化の支援を行なうために、情報システムの開発及び運用に関する知識をもつこと。
出題範囲は情報処理技術者試験センターが策足し、ホームページ上などで公表されている。情報技術を活用するために必要な共通的基礎知識が問われる。出題範囲の分野は、企業と法務、経営戦略、システム戦略、開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、基礎理論、コンピュータシステム、技術要素である。各分野の出題比率は、ストラテジ系35、マネジメント系25、テクノロジ系40となっている。技術レベル1に対応している。
試験は午前のみ。 165分で行なわれ、多肢選択式(四肢択−)100問出題で100問解答。合格基準は、総合評価点(分野別評価点)が1000点の600点及び各分野別得点が1000点の300点以上。
専用ホームページ上で申し込む。3か月先までの試験実施予定が確認できるので、希望する試験日時・試験会場等を選択して申込ができる。受験手数料の払込みは、クレジットカード決済、コンビニ利用による払込み、バウチャー決済(事前購入チケット)の3つの方法が可能。
5,100円
随時
札幌、青森、東京、静岡、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇など全国主要都市。
独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター
〒113-8663 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15F
ITパスポート試験コールセンター
TEL:03-5220-6736