保護司

資格内容

社会奉仕の精神で、犯罪者の改善・更生に努め、これを助ける。また、犯罪予防のために世間に呼びかけ、地域社会で住民が安全に過ごせるように努力する。ちなみに、吏生保護の中心をなす保護観察は、次の5種類の者に対して行なわれている。

 

@家庭裁判所の決定により、保護観察に付された者。
A地方更生保護委員会の決定により、少年院から仮退院を許された者。
B地方更生保護委員会の決定により、刑務所から仮釈放を許された者。
C裁判所の判決によって刑の執行を猶予され、保護観察に付された者。
D地方更生保護委員会の決定により、婦人補導院からの仮退院を許された者。

 

試験制度

なし。

保護司の委嘱

犯罪者の改善・更生という困難で重要な任務を担当する保護司については、保護観察所長が、保護司選考会の意見を聴いて推薦した者のうちから、法務大臣が委嘱する。なお、保護司は次の条件を具備しなければならない。
@人格・行勤について、社会的信望を有すること。
A職務の遂行に必要な熱意、時間的余裕を有すること
B生活が安定していること。
C健康で、活勧力を有すること。
なお、成年被後見人又は被保佐人、禁銅以上の刑に処せられた者、政府を暴力で破壊することを主張する政党やその他の団体を結成し、又はこれに加人した者は保護司の資格が与えられない(欠格条頂)。

 

仕事をもつ傍ら、保護司をライフワークとして続ける人も多い。それぞれの分野での経験を犯罪や非行をした人の理解、指導及び援助に役立てている。

 

研修制度

保護司になると、ますはじめに保護司としての基本的な知識を身につけるための研修を受ける。その後も、経験年数や適性に応じて、各種の研修を受講する。研修は主に保護観察官を講師として行われ、その内容は、関係法令の学習、面接の方法や報告書の作成方法の習得、事例研究など多岐にわたっている。

 

費用の支給

保護司は、身分上は非常勤の国家公務員であるが、給与は無支給である。ただし、その職務を行なうために要する費用の全額、または、一部の実費弁憤金を受ける。

 

保護司の活動

毎月、保護観察対象者が保護司が対象者の家を訪悶したりして対象者の最近の生活状況などを話し合い、相談に応じて指導・助言を行なう。また保護司は毎月1回、これらの内容を「報告書」にまとめ、保護観察所に提出する。保護観察中になにか問題が起こったときには、保護観察官に連絡し、アドバイスを受ける。保護司は、保護区ごとに組織された保護司会に閤し、毎年7月を強調月間とする「社会を明るくする運動」を中心に、地域社会における犯罪予防活動を行なうほか、保護司会の行なう活勅に携わる。

更生保護の協力組織

@更生保護旅設/法務大臣の認可を受けて更生保護の仕事を行なつている民間団体。犯罪や非行をした人で、適当な住居のない人に対して、宿所を提供して、食事の供与、就職及び生活の指導などを行ない、その更生を促す。
A更生保護女性会/女性としての立場から、地域の犯罪予防と吏生保護のさまざまな活動に協力するボうンティア団体。
BBBS会/BBSとは、Big Brothers and Sisters Movementの略で、「ともだち活動」などを通じて非行防止に取り組む青年ボランティア団体。
C協力雇用主/犯罪・非行歴のある人を雇用し、仕車を提供する民間の雇用主。犯罪や非行をしたために就職が困難な人の社会復帰に貢献している。

問い合わせ先

法務省保護局総務課人事係
〒100-8977 東京都千代田区霞が関1-1-1
TEL 03(3580)4111(代表)